2010年9月16日木曜日

中国海軍の目標

中国海軍の目標は米国海軍と太平洋を真中で分け合うことだと思います。これは80年前の日本海軍も考えたことで、そのために軍艦比率5:5:3では同意できず、5:5:3.5を主張しました。太平洋を米国と分け合うためには大日本帝国の資源は少な過ぎたために満州へ進出したと思います。しかし満州には石炭はあったが石油はなかった。もし満州に石油があれば、真珠湾攻撃のようなあれほど余裕のない攻撃をする必要はなかったと思います。7ヵ月後に石油備蓄はなくなり軍艦は動けず魚雷を避けることができなくなるというのは大変な恐怖だったと思います。しかしそのために中国とも米国とも戦うことになり挟み撃ちになってしまった。それでも満州に石油が出ていれば互角に戦えたと思います。経済成長が著しい中国は膨張すると思います。南シナ海でも東シナ海でも中国の影響が大きくなります。米国と太平洋を真中で分け合うために大東亜共栄圏を日本海軍が考えたように中国海軍も同様のことを考えると思います。日本は地政学的に中国との関係は必ず悪化しますので、日本にとっては太平洋のバランスは西太平洋の半島および島嶼地帯(日本も含む)で取った方が賢明です。米国と敵対すると再び中国と米国の間で挟み撃ちになってしまいます。その意味で小沢一郎氏が言うように円高の間に資源に投資すべきです。中国はアフリカを含め世界中の資源に投資しています。国策のない菅内閣のドル買い介入では紙切れのようなドル債権をつかまされるだけです。

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